わが家の玄関前のフラワーボックスに、秋の空を映したようなローズマリーの青い花が咲きはじめました。
「まあ、セイコの庭ではローズマリーが露地でも背丈ほどに伸びるんですって?なんて羨ましいこと。ウィスコンシンは寒すぎて、鉢植えにしても育てにくいのよ」
1992年の夏、研修のために訪れたアメリカで、実の娘のように親切にしてくれたフィッシャー夫人の声が一瞬、耳もとに聞こえてきたような気がします。「すてきな思い出」そして「友情」という花言葉をもつローズマリーで感謝をこめた花束を作り、すぐにでも届けたいー。このハーブこそ、今の私の気持ちをそのまま伝えてくれるように思えます。
--ハーブ・ルネッサンスの地 アメリカへ より---
《 目次 》
・第1章 歴史に根づくアメリカのハーブ
・第2章 アメリカンウェー・オブ・ライフ(生活の知恵)
・第3章 暮らしに潤いをもたらすハーブ
・第4章 植物とアメリカ社会のいい関係
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