ぜーんぶ貝のボタン。ナチュラル素材にはやさしさがある。
触れているだけで心が和んでくる。

私はさまざまなマテリアルのボタンをコレクションしているが、一番好きなのは貝ボタンだ。
Mother of pearlの名で知られる真珠の輝きを持つ白蝶貝、
色違いの上品な黒蝶貝や茶蝶貝、
虹色に光るアコヤ貝、カジュアルな高瀬貝、広瀬貝、鮑貝……etc.
貝の種類はこのほかにも,数多い。
ここに広げた貝ボタンは、それぞれに模様を彫刻したもので、
中央やや上よりの大きなボタンは日本の作家もの。直径4cm。
厚みのある白蝶貝に、繊細なタッチで桜の花が無数に彫られている。
どのボタンも、手にとって眺めているだけで幸せなときが流れる。






Mother of pearlに、「ベツレヘムの星」を手で彫って制作したボタン。
イスラエル製。
イスラエルへは、聖書に登場する植物を調べに二回訪れている。三回目は予定も立っていたのに、テロ事件の勃発で中止となった。
このボタンはイースターも間近な、ベツレヘムの聖書を扱う店で見つけたもの。1940年代に制作された、白蝶貝の美しいボタンだ。
モチーフはこのベツレヘムの星のほかに、鳩、雪の結晶、十字架、薔薇など聖書にゆかりのものが多く、100種類もあるという。
20個求めて来たものの、親しい人たちにほとんどプレゼントしてしまい、あの時のボタンは2個だけになった。
しかし、アメリカのボタン仲間のおかげで、30個を超えるコレクションとなっている。











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